Yです。お久しぶりです。
ブログへのアップがご無沙汰しておりましたが、おかげさまでアメリカに来て以来、毎日楽しく過ごさせてもらっています。
ブログへのアップがご無沙汰しておりましたが、おかげさまでアメリカに来て以来、毎日楽しく過ごさせてもらっています。
皆さんご存知のように、建築で有名なシカゴですが、そんなシカゴの文化的・歴史的に価値の高い建物はシカゴ建築財団(CAF)により一括管理されております。
そのCAFにより運営されるのが「OPEN HOUSE CHICAGO」です。
そのCAFにより運営されるのが「OPEN HOUSE CHICAGO」です。
年間16時間だけ、市内の普段未公開の建造物が無料で特別公開され、このためだけに世界中から人が集まってくる程の、シカゴの目玉イベントの一つです。
イベント当日はリストに指定された建築物を訪ねてその歴史的背景を学びながら、普段未公開の内部をも探索します。指定建築物は、プライベートクラブ、居住空間、オフィス、ホテル、劇場&ホール、建築デザインスタジオ、学校、教会などの宗教的建築物、文化施設といった150以上の歴史的建造物が対象となっており、町中の人々が参加する地域参加型イベントとなっておりました。
その中でも私は、オフィスや、劇場&ホール、芸術センター、銀行内部を探索してきました。その中でも今回はオフィスと芸術センターの見学内容についてお伝えできればと思います。
オフィス見学では4つのオフィスを回ったのですが、全オフィスで担当の案内人を付けていただき、じっくりと見学することができました。また各オフィスの間取り、色、部屋の構成、内部の装飾、空間には全て意味が込められており、「意味の込められたモノ」が空間を形作りオフィスを形成し、そのオフィスが連なりビルとなり、そのビル群がこのシカゴを形成しているのだと実感いたしました。
例をあげれば、世界的に有名な建築設計会社である”ゲンスラー社”のオフィスでは、建築家あるいは設計士としての自覚をいつどこにいても忘れないよう、全てのミーティングルームにコラム(パルテノン神殿にあるような柱)が設置してあり、またワーキングスペースやカフェテリア、社内図書館や各通路の壁色も全て異なり、各作業に最適な空間を用意してありました。(写真撮影禁止のため写真はgoogleから引用です。。。)
シカゴの建築家として有名なサリバンも「Form ever follows function」と有名な言葉を残しており、この200年という短い年月の中急速に、人が人のために人の手で効率的に作り上げた街がシカゴなのだということを肌で感じさせられました。
芸術センターでは、シカゴのアーティストによる建築アートや、シカゴの地域コミュニティ形成の歩みなどが展示されてありました。中でもある「建築アート」と、「警察官と警察署とシカゴ市の歩み」が印象に残りました。
・建築アート
展示してある建築アートの中に、一見全く関係のない2つの物質を掛け合わせた建築アートが数多く展示されてありました。下の写真は一例ですが、これらのアート作品より、「シカゴのアーティスト達は、様々なモノを掛け合わせる事を通し、新たなモノや価値を創造してきたのではないか」と感じさせられ、その“掛け合わせ”こそがシカゴ文化なのではないかと実感いたしました。
展示してある建築アートの中に、一見全く関係のない2つの物質を掛け合わせた建築アートが数多く展示されてありました。下の写真は一例ですが、これらのアート作品より、「シカゴのアーティスト達は、様々なモノを掛け合わせる事を通し、新たなモノや価値を創造してきたのではないか」と感じさせられ、その“掛け合わせ”こそがシカゴ文化なのではないかと実感いたしました。
警察官と警察署とシカゴ市の歩みでは、市民を守る警察官の「取り組み姿勢」や「市民からの認識や印象」の変遷とその中での警察署の「建物としての変化」が取り上げられていました。シカゴも人とともに移り変わり、18世紀に欧米から人々が移り住み、新たにコミュニティを立ち上げ、人口が急増する中でシカゴ市となり治安の管理が必要になり、その管理に問題が発生し、警察のあり方が変わっていき、現在のコミュニティを形成していく。その中で警察の役割も変化していきましたが、警察同様に“警察署”も変化していました。
先ほどのサリバンの言葉はこの警察署の歩みを表す中でも心棒を表しており、シカゴの建築を通して彼の言葉の短いながらも深い意味を感じる事ができ、建築という一つの切り口でシカゴを深く知っていく事ができました。
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